先日9月12日に、埼玉県小川町の仙元山(標高:299m)と、嵐山町の大平山(標高:179m)にハイキングしてきました。
仙元山は過去に一度来てますが、やはり電車でアクセスしやすい場所にあるのが良いですね。
このハイキングでの山以外での見どころとしては、青山城跡と小倉城跡という2つの城跡ですかね。特に小倉城跡は思ってたより規模があって良かったです。
他にはオプションの見どころとして、
- 見晴らしの丘公園の展望台
- 嵐山渓谷
- ラベンダー園「千年の苑」
があるので、体力に余裕があればかなり楽しめると思います。
ハイキング・コースと地図
まず、今回のハイキングのルートと地図はこちらです。
東武東上線小川町駅 → 仙元山 → 青山城跡 → 大日山 → 物見山 → 小倉城跡 → 大平山 → 東武東上線武蔵嵐山駅という感じで歩きます。
コースの参考にした本は、昭文社の「山と高原地図 奥武蔵・秩父 武甲山」。
この地図の付属冊子に今回のコースが載ってたので、それを参考にしました。そこに掲載されている登山データは、以下のような感じです。
- 技術度:★☆☆
- 体力度:★★☆
- 参考コースタイム:4時間25分
- コースの距離:13.2km
で、実際自分が歩いてみたところ、コースタイムは3時間34分、歩行距離は13.58kmでした。距離は結構ありますが、低山なので思ったよりは疲れなかったですね。
ではレポートに行ってみましょう!
仙元山・大平山 ハイキング・レポート
ということで、東武東上線の小川町駅に到着。
駅から仙元山登山口までは、歩いて15~20分くらいです。
仙元山に登山
まずは街歩き。
住宅の向こうに見えるのが仙元山です。
で、青山陸橋(西)の信号を渡ると道標があるので、それに従って歩きます。
八高線の踏切を渡ったところを道標に従って右折。するとY字路になってます。
ここを右に行くと登山口ですが、左に行って「見晴らしの丘公園」方面から登るのも良いです。公園には展望台があり、そこからの眺めが良いのですよね。
▼ 参考記事:
ただその場合少し遠回りになるので、もし体力があれば。
ということで、今回は西側の仙元山遊歩道から登っていきます。
最初は沢沿いの道を歩いて、草が結構生い茂ってましたが、あとは普通の歩きやすいハイキングコースになり、ひたすら登って行きます。
そして山頂が近くなると分岐が。
そこに「百庚申(ひゃくこうしん)」と書いてあるので、それを見に行きましょう。
で、到着するとそこにはたくさんの庚申塔がずらっと並んでました。
庚申とは中国の道教に基づく信仰だそうで、埼玉県のこの付近にはこういう石塔のある場所が多いですね。ちなみにここの石塔は1860年に造られたものだそうです。ここは独特の雰囲気でパワースポット感あります。
では次は山頂を目指します。少し歩くとあずまやが。
ここから東京スカイツリーが見えるそうですが、木が遮ってて見るのは難しそう・・・。
で、このあずまやのすぐ先が山頂です。
そこからの展望はというと、小川町の市街地方面の眺めが良いですね。
青山(割谷)城跡
では次は青山城跡へ。
青山城は別名で割谷(わりや)城とも呼ばれてるそうです。仙元山山頂からは歩いて15分くらいですかね。
で、城跡に近づいてくると、山城の象徴である堀切跡が。
その上に行ってみると、本郭跡です。
ここだけ平地になって建物があった雰囲気はありますが、解説板以外は何もなかったですね・・・。
個人的には物足りない感じはしましたが、お城に詳しい人が見れば珍しい部分もあるかと(汗)
大日山・物見山・小御岳
では引き続き山歩きをします。ここからは大日山、物見山、小御岳という3つの山に登ります。標高差はそれほどないので楽かと。
道の脇にはツツジやヤマアジサイが植わってたので、開花シーズンに来るのも良いかも。
で、大日山(標高252m)を通過。
物見山(標高286m)の山頂はコース中の道にひっそりあります。
まだ暑いので蜘蛛の巣が多いかと思ってましたが、思ったより道幅があったのでそれほどでもなかったです。ただ上旬の台風の影響で枝が折れてて、一部の道を覆ってましたね・・・。
で、下の写真は物見山の先にある小御岳(標高270m)の山頂。石碑などがあります。
こちらも別名で仙元山と呼ばれてるそうなので、最初の仙元山とお間違いなく。
さらに進むと、そこには「温泉入口」と書いた分岐が。
温泉とは何かと思ったら「玉川温泉」ですね。調べたら昭和レトロな雰囲気が楽しめる温泉だそうです。
ただ今回は温泉方面には行かないので、小倉城跡を目指します!
思ってたより大きかった小倉城跡
で、小倉城跡手前の分岐に着いたのですが、ここがややこしい。
両方向とも「小倉城跡」と書かれています。迷いますが、どちらに行っても道が合流するので大丈夫です。自分は右へ。
で、小倉峠に到着するとその先が城跡です。
登ってみるとまずは大堀切がありました。
で、どんな感じかというと・・・。おお!ちゃんと管理されてて、結構わかりやすい形で残ってるなあ!
そして、その先には本郭跡が。ここも木が伐採され広場になってて、解説板があり良く管理されてました。
あとは石碑くらいしかないですが、思ってたより規模が大きく、城跡の地形を楽しめます。
この場所の標高はそれほどないですが、やはり城跡だけあって眺めは良いですね。
北虎口はわかりやすく形が残ってます。
こちらは升形虎口。
ということで、お城の地形がよくわかり、小倉城跡は想像してたより良かったです。資料によると遺構の保存状態も良好とのこと。
では一旦車道に出て、次は嵐山渓谷のそばの大平山へ行きます。
大平山
こちら側から大平山に登る道は2つあるのですが、嵐山渓谷駐車場付近から入って行きましょうか。
下に流れる川の音を聴きなが林道を少々歩きます。
で、あずまやが見える分岐で、木段のある方面に登って行きます。
標高はそれほどないけど、ここまで結構歩いてきてるので少し疲労感が・・・。
しばらくのぼるとベンチとあずまやがあります。
そこからの眺めも良いですね。
で、その少し先が大平山山頂です。
山頂は広場になってて祠があります。特に展望はありません。標高は179m。
これで全ての山に登ったので、あとは武蔵嵐山駅に向かいます。下りはあずまやまで戻って、その分岐で「千手堂」方面へ。
そのままずっと降りて行くと、舗装路になり嵐山渓谷への分岐に到着。
もし体力があれば嵐山渓谷を歩いて見るのも良いでしょう。
あと、6月中旬くらいだったら川の近くにある、約5万本のラベンダーが咲き誇るラベンダー園「千年の苑(せんねんのその)」に行ってみるのもオススメです。
ということで、あとは駅まで街中を少々歩きますが、 これでハイキング終了!
感想とまとめ
このコースは電車でアクセスしやすい場所にあるのが良いです。距離は結構ありますが、見どころも点在してるので退屈しないかと。
低山だし特に危険はないので、初心者の人にもオススメですね。
Mitchie M の最後に一言:
玉川温泉行ってみたいなぁ
▼ このハイキングで使用した装備の商品リンク
▼ 周辺のこんな山にも登ってます。
【著者:Mitchie M @_MitchieM】
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