先日4月20日に、栃木県宇都宮市にある鞍掛山(くらかけさん:標高492.4m)に登山してきました!
鞍掛山は栃木100名山の一つで、低山ながら巨岩「大岩」の上の展望台からの眺めと、急勾配の鎖場のスリルを味わえる山です。
宇都宮市にはありますが、中心部からかなり離れているので、春や秋には綺麗な新緑や紅葉の山里風景を楽しめます。
登山コースと地図
まず、今回の登山ルートと地図はこちら。
鞍掛山登山口から西側の岩コースを登り、山頂と大岩展望台を経て、東側の尾根コースから降り一巡する感じです。
コースの参考にした本は、山渓社の「栃木県の山」。
この本はルートや所要時間が詳細に書いてあるので、登山計画を立てる手間が省け重宝してます。
今回はこの本に載ってるコースの、スタート地点(新里バス停)から登山口までを省きました。本ではバス停から登山口まで歩くのですが、結構距離があるのですよね・・・。ということで、自分は自転車で登山口まで行きました。
「栃木県の山」に掲載されている登山データは、以下のような感じです。
- 技術度:★★☆☆
- 体力度:★★☆☆
- 参考コースタイム:4時間20分
- コースの距離:11.0km
で、自分は登山口から登ってみたところ、コースタイムは1時間34分、歩行距離は2.64kmでした・・・。登山口からだと少し歩き足りないかも知れません。(^^;)
ではレポートに行ってみましょう!
鞍掛山 登山レポート
ということで、当日は午前7時半ごろにJR宇都宮駅に到着。
宇都宮駅は乗り継ぎで降りたことはありますが、ちゃんと訪れたのは初めてかも。
宇都宮駅〜鞍掛山登山口
では宇都宮駅から折り畳み自転車で鞍掛山まで走ります!距離はたぶん15kmくらいあります。山の位置は市の一番端です。(^^;)
そして出走。10km以上走るとのどかな里山風景になってきます。クライマーのメッカ古賀志山も見えて来ました!
そして下の写真は帰りに撮ったのですが、これが途中にある鞍掛山の「壱の鳥居」です。
その奥に見えるのが鞍掛山。台形の形をしてるのが特徴。
そのまま走り続けると「総合射撃場(現在は閉鎖)」に到着。
ここから林道になり、道も荒れてるので自転車は降りて押して行くことに。
途中自転車に乗れるような舗装路もありますが、そんな感じの林道をしばらく進んで、鞍掛山登山口に到着!
宇都宮駅からここまで1時間半弱くらいかかったかな?
鞍掛山に登山開始!
では自転車をここに置いて、登山靴に履き替えます。あと登山口には案内板があります。
コースは単純なので、迷うことはないと思います。
ではGPSをオンにして、「弐の鳥居」をくぐって登山スタート!
しばらく行くと鞍掛神社の分岐があります。
神社方面には「滝あり」と小さく書いてありました。神社は帰りに寄ってみることにして、山頂方面へ。所要時間は55分だそうです。
岩コースを登る
で、先ほどの道標の少し先には「岩コース」と「尾根コース」の分岐があります。
ここは本に乗ってる通り「岩コース」を選択。ちなみに、岩コースは結構急勾配で鎖場があります。自信のない方は「尾根コース」を行くことをオススメします。
で、岩コースに行ってみたところ、道は細いし勾配があるので体力を使います。低山ながら結構ガレてるなぁ・・・。
そしてしばらく登ると鎖場が!
鎖場と言っても「手すり系」のものでした。それでも急勾配です。上から見るとこんな感じ。
しっかり鎖につかまって登れば危なくないです。けど落ち葉のある時期は、葉っぱで足を滑らせないよう注意してください。
そしてこの鎖場を登り切ると、頂上への尾根にでます。
ここからは比較的平坦な道です。
ちなみに、道標の「山頂方面」と逆方向に少し行くと、鞍掛山神社奥の院があります。
で、山頂方面の東側に歩いて行くと、古賀志山方面への分岐が。
そのまま歩き続けて、鞍掛山山頂に到着しました!
特に展望はありません。登山口からここまでのコースタイムは33分でした。
大岩展望台
山頂を通過して、引き続き東へ。新緑の中を歩きます。
へ
すると、大岩展望台の手前に到着。展望台はというと、この岩の上です!
鉄ハシゴがありその上に行くのですね。結構高い・・・。
そして岩の上に登ってみるとこんな展望が!
おお!すごい!!右手には古賀志山が見えますね。
下の写真は南側の多気山方面。
新緑が美しい。ってかもう少し早く来てたらヤマザクラが綺麗だったかも。
全天球写真も撮ったので貼っておきます。
こんな景色を楽しめますが、大岩展望台は絶壁の上なので、転落しないよう注意してください。
尾根コースで下山
では下山開始。山頂尾根付近はヤマツツジが綺麗に咲いてました。
で、しばらく行くと分岐があります。
」
ここで左に行くと小ピークの山に登れるのですが、山頂は何もありませんでした。右に行って降りましょう。
尾根コースは岩コースに比べ勾配が緩いので、それほど危険はないです。
意外とこちらから登ってる人が多かったですね。
そして岩コースとの分岐に戻って来ました。
鞍掛山神社〜登山終了
では最後に、鞍掛山神社に寄ってみましょう。分岐から少し歩くくらいで着きました。
確かに滝がありますね。水の量は少ないですが、両脇の岩が高さがあって迫力あります!ってか神社の社殿がないぞ・・・。
と思ったら、左の梯子の上に洞窟があり、そこが神社になってるようです。ここ。
中が真っ暗だ・・・。何か生物がいないよな・・・?恐る恐る覗いてみます。
すると洞窟の中にご神体が祀られてました。
こんな感じで、鞍掛山神社はパワースポット感ある独特の雰囲気でした。
そして登山口に帰還。
これにて登山終了!最後に愛車のCARACLE-Sをパシャリ。
周辺情報
登山口から鞍掛山に登っただけでは、物足りない人もいるかも知れないので、周辺情報を。
道の駅 うつのみや ろまんちっく村
まず、新里バス停の近くには「ろまんちっく村」という道の駅がありあます。
ここは食事処はもちろんですが、温泉やプールもありかなり大きな道の駅です。
登山後の休憩所として寄ってみると良いのではないかと思います。JR宇都宮駅行きのバスも出てます。
道の駅うつのみや ろまんちっく村-46haの滞在体験型ファームパーク
大谷資料館
「大谷資料館」は鞍掛山から少々南に行ったところにありますが、巨大な地下空間が見学できる採石場跡です。
こちらはレポート記事を書いてあるので、参考にしてもらえたらと思います。
感想とまとめ
鞍掛山はすぐ登れてしまいますが、満足感は大きかったです。できれば春や秋の天気の良い日に来て、大岩展望台から周辺の景色を楽しみたいところですね。
個人的には大谷資料館とセットで回るのがオススメです!
Mitchie M の最後に一言:
今度は古賀志山に行ってみるか・・・?
▼ このハイキングで使用した装備の商品リンク
▼ 栃木県のこんな山にも登ってます。
【著者:Mitchie M @_MitchieM】
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