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VOCALOID

ソニアカフェス 2015 調声講義の補足

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昨日、乃木坂 SONY MUSICでの『ソニアカフェス 2015』の私の調声講座に参加してくださった皆様、本当にどうもありがとうございました。m(_ _)m

学習意欲の高い方々が集まってくれたお陰で、真剣な勉強の場を作れて、こちらも貴重な体験ができました。

初めて講師を務めさせてもらったので、不慣れな部分はあったかと思いますが、今回教えたテクニックが皆さんの曲作りのお役に立てたら、嬉しい限りです。

そして、スペシャル・ゲストとして登壇してくださった、初音ミクの生みの親の佐々木渉さんにも心から感謝致します。開発者の方が自ら語ってくれた言葉のおかげで、とても説得力のある内容になりました。

お陰様で、講演後の反応を聞かせてもらった限りでは、有意義な講義になったのではないかと思っております。

とはいえ内容を詰め込みすぎ、急いだ進行になってしまった事は反省しており、私の方で言及し忘れた事が少々あるので、このブログに書かせて頂きます。

講義に参加してくださった方々に向けた記事なので、そうでない方にはわかりづらい内容になってます。すいませんがよろしくお願い致します。

「ん」について

講義で紹介したテクニックのひとつ「ん」ですが、初音ミク V3とV4 Xβでは若干音の出方が異なり、V3では後続の音が濁音の場合、濁音のアタックが弱めになってしまいます。

しかしV4Xβではその問題は解消されていますので、その点だけ注意しておいてもらえたらと思います。

表情コントロール・プロパティ

講義の中で「表情コントロールプロパティ」について全く触れなかったのですが、紹介した方法で調声する場合、「表情コントロールプロパティ」は、基本的には以下画像のような設定が良いです。

表情コントロール・プロパティ

余計なベンドが付かないように、ピッチコントロールは0%にしましょう。

分割した母音についてもダイナミクスコントロールのアクセントが付くので、もしそれが気になる場合は、そのノートだけアクセントの値を下げるようにしてください。

最後に

講義で時間が押してたため、急な終り方になってしまったので(汗)、最後に一言。

「VOCALOIDは楽器としての歴史がまだ浅いため、まだ誰も知らないテクニックがどこかに隠れていると思います。今回紹介した手法は私独自のやり方で、それが正解というわけではないので、それを参考にして、最終的にはご自分の調声方法を確立してもらえたらと思ってます!」

コメント

  1. あゆみ より:

    ソニアカ お疲れ様でした
    V3が出る前(少し待てば良かった?)に
    だいぶ前にV2を購入しました
    楽器もひけないので悪戦苦闘、
    色々いじくり奥深さを楽しみました
    (簡単な1曲打ち込むのに9時間、遅い)
    合唱、輪唱にしたら感動でした
    初心者向け講習があれば受講したい
    ですが、勉強の為に買ったピアノが
    ホコリかぶってます
    今の会社じゃ時間と体力が…
    会社も家族もピアノ嫌がってます
    仕事変えるのが近道かもw

  2. まみりん より:

    Mitchieさんこんばんは(*^▽^*)
    そして、ソニアカ登壇お疲れ様でした。

    講座に参加された方たちも、Mitchieさんの”神調声のカラクリ”を目の当たりに出来大満足な90分間だったのではないでしょうか。

    ちなみにまみりん当日その時間はそわそわ落ち着かなかったけど(笑)

    Watさんの仕事にも良い連鎖反応が期待出来そうで嬉しい限りです(*´∀`)♪

  3. 最後のメッセージがいいですね^^
    だれも気付いていないテクニックを発見する。
    このワクワク感がボカロの魅力の一つかもしれませんね。
    講座お疲れ様でした!

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