『全米ヒット曲の7つの変化』研究結果に対する私見

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先月末に「ポップソングのイントロ、過去30年で短縮 聞き手も早送り傾向」という記事に対する、自分の曲での分析記事を書きました。

音楽のイントロが短縮傾向にあるらしいので、自分の曲で長さを見てみた。

この元の記事で「イントロが短くなった」事などを研究をしているのは、オハイオ州立大学のユベール・レベイエ・ゴーバン氏です。

で先日、この人の研究で「全米ヒット曲の7つの変化」という記事を見つけたので、それについて個人的な感想を交えながら、その内容を紹介して行きたいと思います。

音楽ストリーミングがもたらした、全米ヒット曲の「7つの変化」研究結果

まず、その「全米ヒット曲の7つの変化」研究結果の記事はこちらです。

音楽ストリーミングがもたらした、全米ヒット曲の「7つの変化」:研究結果|WIRED.jp

 

簡単に説明すると、ヒット曲の変化として以下の7つを挙げてます。

  1. イントロが短くなった
  2. 曲名が短くなった
  3. いきなり「フック」を持ってくるようになった
  4. 楽器ソロパートがなくなった
  5. 曲の長さが短くなった
  6. 音が高圧縮されるようになった
  7. 認識しやすさが重視されるようになった

原文からわかりやすく表現を変えてますが、大体こんな感じです。

この変化については洋楽特有の部分もあるのですが、日本でも共通する部分はあるかと思うので、音楽制作者にも参考になるのではないかと思います。

では、以下に私見を含めて、それぞれの内容を紹介して行きます。

1. イントロが短くなった

80年代は、ポップ・ミュージックにもヴォーカルの前に楽器によるイントロがあった。これは平均して20秒続いていた。現在、ヴォーカルは曲の始まりから平均5秒後にスタートする。

これについては、冒頭で示した先月の記事で述べているので、そちらを参考にしてもらえればと思います。

音楽のイントロが短縮傾向にあるらしいので、自分の曲で長さを見てみた。

とにかく、視聴者を引きつけるために、なるべく早く歌に入るのが今の傾向です。

2. 曲名が短くなった

曲名も次第に縮小して、ついにたった1語になった。多くの場合、より目立って覚えやすくなるように大文字で書かれる。

と、原文には書かれています。

1語タイトルについては、個人的にはこれはあまり真似たくないですね。理由としては、

  • 他の同じ1語タイトルの曲と被る可能性がある
  • タイトルのみで、視聴者を引きつける力が弱い

というのが挙げられます。

強力なバックアップがあるアーティストがこれをやるのだったら、宣伝力もあるし問題ないかと思います。けど、そうでないアーティストが真似ると、インパクトに欠けるのではないかと。

あと「大文字で書かれる」というのは真似てもいいかも!良い事を知りました。でも長いタイトルで全部大文字にすると読みづらそうな気も・・・。

3. いきなり「フック」を持ってくるようになった

これは日本の音楽形式で言うと「頭サビ」みたいなことでしょうか。原文にはその理由として、

デジタルプラットフォームのユーザーは、すぐに次の曲にジャンプする可能性があるからだ。

と書いてあります。まさにその通りです!視聴者がサビまでたどり着く前に、AメロやBメロ部分でジャンプしてしまうことは十分あります。制作する側はそこをよく考えて曲を構成する必要がありますね。

あと原文には余談として、楽曲のBPM(テンポ)が上がってきていることについても触れてますね。これも大事かも。

4. 楽器ソロパートがなくなった

ポップスやロックでよく曲の後半にあった、ギターやキーボード、管楽器のソロは、事実上消えてしまった。

これは確かにありますけど、不思議なことに日本では未だにギターソロを入れる曲が意外とあるのですよね。(^^;) 日本人の好みの問題でしょうかね?

個人的にはギターソロなどはほとんど入れません。もし楽器だけのパートを作るとしても、斬新な音で視聴者を引きつけるとか、何か工夫は必要じゃないかと思ってます。

5. 曲の長さが短くなった

現在、ランキング入りする曲で3分30秒を超えるものは非常に稀だ。

日本でも昔は4分とか5分の曲が多かったですよね。

最適な曲の長さついては、以前考察記事を書いたので、そちらを参考にしてもらえたら。

動画投稿に最適な音楽の長さを考えてみた。

日本の音楽構造の場合、個人的には3分30秒くらいがベストなんじゃないかと思ってます。長くても4分くらいですね。

6. 音が高圧縮されるようになった

これは原文に書いてある通りですね。

MP3を安いイヤフォンやコンピューターの劣悪なスピーカーで聴いても堪えるようにミックスされている。

これが良い傾向なのかはわからないですが、多くの人がそういう環境で聴いてると思うので・・・。(^^;)

また、高圧縮することにより音が派手になるというのもあるかと思います。

7. 認識しやすさが重視されるようになった

ぼんやりしたリスナーに印象付けるには、しつこいフレーズが必要なのだ。

これは音楽に限らず、あらゆる分野に言えると思います。「覚えやすさ」や「わかりやすさ」って大事ですよね。

 
Mitchie M のコメント:

 

というのがMitchie Mの見解です。何か参考になれば幸いです。

 

【著者:Mitchie M @_MitchieM

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コメント

  1. 道産子スキーヤー より:

    mitchieさんこんばんは!
    7項目の全てが「確かに!」と納得させられる内容ですね。きっと世の中のデジタル化、高速化も影響しているのでしょうね。昔は曲の後半の展開に期待して待つことができたんでしょうね。レコードやテープはスキップし辛いですし。気移りしやすいライト層が増加して、コアな音楽ファンが減少してきているのでしょうか?少しさみしい感じもしますね。

    • Mitchie M Mitchie M より:

      そうなのですよね。多くのリスナーは後半の展開まで待ってくれないのですよね・・・。(>_<) けどコアな音楽ファンの方々も健在だと思います!

  2. あゆみ より:

    お疲れ様です
    サビみたいなのを先に持ってくる、時間が4分以下というのはわかっていましたが他もなるほど、たしかにそうかもって思いました
    自分が趣味でつくるものは聴いて欲しいところをなるべく先にしていますが…あくまで趣味ですから好きに作ればよいのですが、
    売れるための曲をつくらなきゃいけないって考えると大変ですね
    心からのファンがいれば全曲、全て隅々まで最後まで聴くでしょうけど…大変だ
    覚えやすさ、わかりやすさ、他の仕事とまったく一緒ですね (-_-;)y-~~

    • Mitchie M Mitchie M より:

      CDを購入して聴いてくれる人は、スキップせずに聴いてくれる可能性が高いですね。
      ネットだと自分もすぐスキップしてしまいます・・・(汗)

  3. まみりん より:

    Mitchieさんこんばんは( ´∀`)

    歌は世につれってヤツですかね🎵

    けど、○王子PさんがDJワークショップで曲を繋ぐことを意識して敢えてイントロアウトロを長く作ってますって仰ってたし
    ○そうめんPさんみたいにむしろイントロが長ければ長いほどコメントが盛り上がる曲も大好きです

    なのでMitchieさん次のアルバムには超大作を(*´ω`*)