Logic Proの「MIDIトランスフォーム」で人間っぽいタイミングのズレを加える

AppleのDAWソフトLogic Proには「MIDIトランスフォーム機能」という、MIDIデータを指定した条件によって変換できる機能があります。

正直、自分はこの機能をそれほど使い込んでないのですが(汗)、その中でも一番使用頻度が高いプリセットを紹介したいと思います。

それは、MIDIノートデータのタイミングにランダムなズレを与えて、人間っぽさを出す「ヒューマナイズ」というプリセットです。

logic pro midiトランスフォーム

これは打ち込んだMIDIノートの、位置ベロシティ長さに、ランダムな変化を付けてくれる非常に便利なものです。

例えば下のスクショのように、テクノっぽくジャストで打ち込んだノートに「ヒューマナイズ」を大きめにかけてみると・・・

MIDIトランスフォーム機能

次のようになりました!

MIDIトランスフォーム機能

これはかなり大げさに変化させましたが、このように一発でランダムな揺れを加えたMIDIノートが作れてしまうのですね。

ただし!このプリセットをそのまま使って良いか?と言われると微妙でして、自分はベロシティ長さについては変化させずに使ってます。その理由を以下に書きます。

まず「ベロシティ」については、鳴らす音源にもよるのですが、特にサンプリング音源だとベロシティスイッチ機能によって、あるベロシティ値を境に音が大きく変わってしまいます。基本的にはベロシティは音色にも影響することが多いので、ランダムな変化は付けない方が良いです。

次に「長さ」について。リリース(音の終わり)に関してはズレを与える重要性がアタックほどなく、MIDIノートの頭の位置がズレれば終わりも同時にズレます。なので少量な変化であればランダムな長さにしなくても良いかと。あと、一度ランダムな長さを加えてしまうと、元の長さに戻すことが難しくなるのも理由です。

そういう事から、自分が普段使ってるプリセットはこんな感じです。

MIDIトランスフォーム機能

「ベロシティ」と「長さ」はスルーして、「位置」だけランダムな変化を付けるようにしてます。

で、変化を付ける量としては、20〜40ティックくらいが好みです。曲のテンポにもよるのですが、「遅い曲は数値を小さく、速い曲は数値を大きく」が基本です。これくらいだったら音のズレがそれほど気にならなくて丁度良いかと。

ちなみに、編集したMIDIトランスフォームはプリセットとして登録できます。

MIDIトランスフォーム機能

プリセットメニューの「新規トランスフォーム」を作成を選択して登録しておくと、今後同じプリセットをすぐに呼び出せて楽です。

何か参考になれば幸いです。

 
Mitchie M のコメント:

 

特にジャストで打ち込んで制作している人には、適度な音のズレが作れて有効です

 

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【著者:Mitchie M @_MitchieM

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コメント

  1. 道産子スキーヤー より:

    演奏のような音のズレを手作業で打ち込むとなると大変ですよね。便利な機能ですよね!打ち込みの音もリアルになって私は演奏録音との聞き分けがつかないです(笑)

  2. 夢幻キリコ より:

    私にとってはちんぷんかんぷんですが、DTMをなさっている方にとっては貴重な情報なんでしょうねぇ^^